はじめに
前編では、
教師を志すときの
理想と現実のギャップ
についてお話ししました。
今回はその続きとして、
現場に出る前に
必ず知っておいてほしい
「さらに重要な2つの視点」
をお伝えします。

4.学歴=優秀さではない
私は正直、
教師になりたての頃、
自分のことをどこかで
驕っていました。
「自分は他の先生より良い大学を出て、大学院まで行った。知識もあるし、優秀な人間だ」
本当に愚か者でした。
なぜなら、
子どもも保護者も、
そんなこと1ミリも
気にしていないからです。
彼らにとって
大事なのは、
- 先生がどれだけ自分たちのことを考えてくれるか
- どれだけ寄り添ってくれるか
- 学校を楽しい場所にしてくれるか
それだけなんです。
1年目の頃、
クラスの女子生徒と
関係が悪くなっていた時のこと。
学年の先生が
フォローしてくれようと、
こう言いました。
「ざっきー先生は大学院まで行った優秀な先生なんだよ」
するとその子が
即座に言った言葉が、
今も忘れられません。
「知らんし。じゃあなんで学級経営あんなに下手なん?」
ぐうの音も出ませんでした。
心の中で
「大学で学級経営なんて勉強してないし…」
と言い訳しましたが、
何も言い返せなかったんです。
この経験を通して強く感じたのは、
“学歴なんて現場では
何の意味も持たない”
ということ。
逆に、
自分の学歴にコンプレックスを
抱いている人には
胸を張って言えます。
学歴なんて関係ない。子どもを考え寄り添い、学校を楽しい場所にできるかどうか。
それが教師にとって一番の素質だ。

5.熱血を履き違えると取り返しのつかないことになる
私は学生時代、
クラブチームで
“愛のムチ”を受けながら
育ちました。
「あのおかげで強くなれた」
と今でも思います。
でも、残念ながら
今の子どもたちには
通用しません。
「子どものことを思っている」「良い方向に導きたい」
その思いがあったとしても、
怒鳴ったり、
乱暴な言葉遣いをしてしまえば、
子どもにはただ
“怖い先生”
としか映らないのです。
現場では
こういうケースをよく見ます。
素行が悪いヤンチャな生徒に対して、
つい口調を合わせて荒くなる。
ベテランの先生なら
「この先生は本当に自分を思ってくれている」
と子どもが理解しているから
まだ成り立ちます。
しかし、初任者は違います。
子どもたちは
あなたをまだ知らない。
その状態で
高圧的な言葉を使えば、
それが「あなたのイメージ」
になってしまいます。
結果、
子どもが学校に行きづらくなったり、
先生を避けるようになったりする。
そうなると
取り返しがつかなくなる
こともあります。
もちろん、
子どもとの距離を縮めるために
テンションを合わせたり、
砕けた話し方をしたりするのは
悪いことではありません。
でも、
「怒鳴る」「乱暴な言葉を使う」
この2つは
絶対に避けてください。
教師は、
子どもにとって“安心できる存在”であること
が第一です。
「熱血」も方向を間違えれば、
ただの押しつけや恐怖
になってしまうことを
覚えておきましょう。

まとめ
教師という仕事には、
たくさんのやりがいと同時に、
大きなギャップが待っています。
- 学歴は評価基準にならない。求められるのは“人間性”
- 熱血の方向を間違えれば、ただの「怖い先生」になってしまう
現場に出る前に
これを知っているだけで、
きっと心の余裕が違ってきます。
「できない自分」
を責めるのではなく、
子どもに寄り添う姿勢
を忘れずに。
その積み重ねが、
子どもからも同僚からも信頼される先生
をつくります。
やってみよう!
例)「心の準備ができました。」
例)「胸に刻んでおきます!」
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すきま時間でできる内容なので
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行動に移す習慣づけにも◎
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
ざっきー



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