はじめに
「トラブルが起きた時に
うまく説明できない…」
「保護者が学校に来る時
以上に緊張する…」
「話終わった後に
保護者が不機嫌で帰っていく…」
そんな悩みを抱えている先生、
多いはずです。
私も初任の頃はそうでした。
「なんでそっちの家の子どもがトラブルを起こして、こっちの仕事が増えて、
時間まで奪われてるのに、さらに不満をぶつけられなきゃいけないんだ!」
そんな感情ばかりで、
本当にしんどい思いをしていました。

でも、その頃の私は
気づいていませんでした。
保護者がトラブルの時に
どんな思いでいるのか。
怒っているように見えて、
その裏にどんな気持ちが
隠されているのか。
そこに気づけてからは、
たとえ保護者の方が
最初どれだけ感情的でも、
最後には笑顔で
帰っていくようになりました。
必要だったのは、
“保護者理解”
だったんです。

実践エピソード
ある時、情緒クラスのAくんが
こう相談してきました。
「最近、部活に行きたくないんです。Bくんが僕を殴ったり、『こっちくんな』って
言ってきたりして辛いです。」
事実を確認すると…
- AくんはBくんと友達の会話に何度もしつこく割り込んでいた。
- Bくんは二人で話したかったので「こっち来ないで」と伝えたが、Aくんがやめず、肩を押して払い除けた。
実はこの二人、
小学校の頃から同じ野球チームで、
保護者も含めて
トラブルが絶えなかったそうです。
私は野球部の顧問だったので、
二人に指導し、
チーム全体にも話をしました。
すると、保護者から
「納得がいかないので、学校で説明してほしい」
と依頼がありました。
同じ立場なら
ドキッとしますよね?
でも私はそのとき、
こう考えられました。
「保護者は、“子どもの家での姿”を知ってほしいし、自分の思いも聞いてほしい。
私の“指導内容”を知って安心したいんだろうな。」
そう、保護者はただ
安心したいんです。

保護者の本当の気持ち
保護者は、
先生が知らない子どもの姿を
毎日見ています。
子どもは先生に話せないことも、
保護者には赤裸々に話します。
もちろん、都合の良い形で。
だから保護者は、
- 子どもの言葉が正しいのか確かめたい
- 学校で何が起きているのか知りたい
- 先生がどんな解決をしてくれているのか安心したい
そんな気持ちで
学校にやってくるんです。
つまり、
子どもを大切に
思うがゆえの感情なのです。

具体的な対応の流れ
だから、保護者が
感情的に怒っていても、
「この人は本当のことを知って、早く安心したいんだ」
と理解できれば、
落ち着いて対応できます。
そして、
事実や指導内容を説明した後に
必ず伝えるべきことがあります。
それは
「これからこの子を
どのように成長させていきたいか」
未来の話をすることで、
会話は必ず
明るい方向に進みます。
家庭での姿と学校での姿、
保護者の願いと教師の願い
を照らし合わせ、
子どもの成長を
一緒に考える時間を持つこと
が大切です。

まとめ
保護者対応のゴールは
「説明して終わり」
ではなく、
「この子の未来を
一緒に考えられる関係をつくること」
それを意識するだけで、
保護者は不安から安心へと変わり、
帰るときには笑顔になって
くれるようになります。
必要なのは、
正論ではなく
“保護者理解”
先生がその姿勢を持つだけで、
対応の質は一気に変わります。
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行動に移す習慣づけにも◎
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
ざっきー



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