「あの子、学校楽しめてるかな…」静かな子が安心できる居場所をつくる担任の声かけ術

コミュニケーション術

はじめに

人との関わりが苦手で、

いつも一人で本を読んでいたり、

大人しい子同士で静かに話して

過ごしていたりする子。

担任としては、ふと

「この子は楽しく学校を過ごせているのだろうか」

と心配になること、ありますよね。

実は、大人しい子が

過ごしやすい教室を作るには、

先生のちょっとした工夫や意識

大きなカギになります。

今回は、

私自身が大切にしている

4つの視点を紹介します。

1.その子の行動心理を理解する

大人しい子は、休み時間に

本を読んでいることが多いです。

もちろん、本が好きで

夢中になっている場合もあります。

でも、全員がそうとは限りません。

  • 「本当は誰かとお話ししたい」
  • 「でも、話しかけたらなんて思われるかな」
  • 「一人でいるのを見られて嫌がられたくないな」

そんな気持ちを抱えながら、

“好きじゃないけど

 本を読んで過ごす”

という行動をとっている子も

少なくありません。

そんなときに先生が

「〜さんは本読むのが

 好きなんだよね」

と言ってしまうと、

その子は

「先生は私の気持ちをわかってくれないんだ」

と感じて

心を閉ざしてしまうことがあります。

だからこそ、

子どもの行動の裏にある心理

に思いを馳せることが大切です。

「この子は本当はどうしたいんだろう?」

と考えながら接してみてください。

2.意識的にコミュニケーションを取るようにする

毎日のように先生に

話しかけてくる子はたくさんいます。

そうすると、

「あれ、今日あの子と一言も話してないな」

となること、ありませんか?

大人しい子ほど、

先生が意識的に

コミュニケーションを

取りに行く必要があります。

  • その子の好きな話をする
  • 小さなお願い事をして一緒にやってみる
  • 生活ノートに書いてきた内容を拾って、二人だけの会話をする

こうしたやり取りの積み重ねが、

「先生ともっと話したい」

と思える関係を築いていきます。

3.時には気持ちを代弁してあげる

大人しい子が勇気を出して

会話に入っても、

スムーズに話せず、

気まずくなってしまう

ことがあります。

そんなときこそ先生の出番です。

  • 「実はね、〜さんはこれが好きでね」
  • 「この間〜さんが、こんなことがあってね」

と代弁してあげることで、

会話が自然に広がります。

大人しい子は

「うまく話せなかった」

「相手に迷惑をかけたかも」

と自分を責めてしまうことも多いです。

先生が一歩助け舟を出すことで、

会話が成立し、

その子も安心できます。

4.他の子たちとつなげる

こうした関わりを続けていると、

自然に同じ趣味を持つ子が

寄ってきたり、

その子の落ち着いた空気感に

安心して話しかけてくれる友達

が現れたりします。

そんなときは

さらに先生が

後押ししてあげましょう。

例えば、大人しい子が生活ノートに

「今日はAさんと話して楽しかった」

と書いてきたら、

私はそのことをAさんに伝えます。

「〜さんが、Aさんと話せてすごく楽しかったって言ってたよ。

 もっと話しかけてあげてね!」

これを言われて

嫌な気持ちになる子はいません。

「私と話すのが楽しいって思ってくれてるんだ!」

と嬉しくなり、

さらに仲良くなっていきます。

こうして先生が

“つなぎ役”

になることで、

大人しい子が

友達と関わるきっかけを

増やしていけるのです。

おわりに

大人しい子どもでも

安心して過ごせるクラスは、

誰にとっても居心地のいい場所

になります。

子どもの行動の

裏にある気持ちを想像し

少しの代弁やつなぎをするだけで、

その子の学校生活は

大きく変わります。

「先生、このクラスでよかった」

と思ってもらえる教室づくりを、

ぜひ意識してみてください。

やってみよう!

例)「あの子の気持ちを想像できていませんでした」

例)「子ども同士をつなげる声かけが大事だと気づきました!」

画像をタップして入力してください↓
30秒で終わります!

公式LINEのトーク画面から
アウトプットをしてみてください!

すきま時間でできる内容なので
よかったら聞かせてください!
行動に移す習慣づけにも◎

最後まで読んでいただき
ありがとうございました!

ざっきー

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