人の気持ちを考えるのが苦手な子のトラブルを激減させる関わり方

個別対応

はじめに

あなたのクラスに、

人の気持ちを考えるのが苦手な子

はいませんか?

  • 相手がなぜ怒っているのかわからない
  • 自分勝手な言動が多い
  • 注意されると暴言や暴力で反抗する
  • キレると記憶がなくなる
  • こだわりが強く、途中で作業を止められない
  • 「◯ね」が口癖

小学校の段階では

「自分勝手でキレやすい問題児」

と見られ、衝突ばかり。

保護者からも

「同じクラスにしないでほしい」

と頼まれることすらあります。

「どうしたらいいのか…」

と頭を抱えている先生、

多いのではないでしょうか。

あの子が“笑顔で穏やか”に過ごせるようになった理由

私のクラスにも、

まさにその特性を

持った子がいました。

けれど

中学3年生になった今では、

友達との衝突もなく、

毎日笑顔で穏やかに過ごせています。

では、どうやって

そこにたどり着いたのか。

実は、私自身も

最初は失敗の連続でした。

叱っても効かない…怒鳴っても届かない毎日

1年生の頃は

毎週のように生徒指導案件。

暴言や暴力で

相手を泣かせるたびに、

私は個室に呼び出し、

厳しく叱り、

時には怒鳴ることもありました。

けれど効果はゼロ。

「はいはい、わかったって!」

と受け流されるか

反抗してくるだけ。

むしろ信頼関係は

遠ざかっていきました。

学年主任の一言

そんな時、

学年主任の先生に

こう言われました。

「この子を観る目を変えてみたら?」

最初は

「この先生は現実を知らない」

と素直に聞き入れることが

できませんでした。

でも、ある時気づいたのです。

知的発達障害のある子には

「苦手さを理解して支援しよう」

と自然に思えていたのに、

この子に対しては

「問題児」

としか見ていなかった、と。

その瞬間から、

「悪い子フィルター」

を外し、向き合い方を

変える決意をしました。

班長会議で伝えたこと

ちょうどその頃、

この子は班長をしていました。

しかし、他の班長たちからは

「クビにしたほうがいい」

と言われる始末。

そこで私は班長会議でこう話しました。

「(班長全員に対して)、Aが班長はやめたほうがいいという話が出ている。先生は、班長には完璧な姿は求めていない。誰にでも足りないものはあって、でもそんな自分の弱さと向き合いながら一生懸命班長の仕事を全うしようとする姿を他のクラスの子たちには見せてほしい。Aに関してもそう。班長として足りないところはたくさんある。でも、先生を含めてAを観る目を改めるべきだと思う。あなたたちと同じ基準でAを班長として見ていた。でも、Aが人間関係づくりで苦手なことがたくさんあることはここにいる全員が知っていること。それでも乗り越えようとAなりに必死に頑張ってるのは、ここにいるメンバーは認めてあげるべきだと思う。(Aに対して、)Aも、苦手なことがあるのはここにいる全員が知っている。だから、あなたにできることを一生懸命しなさい。あなたの苦手な部分は他の班のメンバーや他の班長たちが支えていくから。私は今まで通り、あなたに足りないところは指摘していく。今まではそこで反抗していたよね?でも、素直に受け止めることができれば、クラス全員があなたのことを認める。まずは素直になるところから始めよう。」

この言葉をきっかけに、

周りの子たちの目が変わりました。

「また問題を起こす子」

ではなく、

「苦手を抱えながら

 頑張っている仲間」へ。

反抗から“ごめんね♡”へ

すると、この子の

行動も変わっていきました。

提出物を遅れて出す時も、

以前は無言か反抗的。

でも次第に

「ごめんなさい!!」


と言えるようになりました。

その時の周りの表情は、

親が子供を見守るように

微笑んでました。

やがては愛嬌たっぷりに

「ごめんね♡」

と言えるように。

他の子なら

「敬語を使いなさい!」

と指導する場面かもしれません。

でも、この子の変化は

大きな成長。

周囲の子も

「親が子どもを見守るような目」

で受け止めていました。

結果、トラブルは激減し、

教室で安心して

過ごせるようになったのです。

観る目を変えれば、子どももクラスも必ず変わる

この経験から学んだのは、

「観る目を変えると

 子どもの行動は変わる」

ということです。

・「悪い子」というラベルを外す
・その子なりの苦手を理解し、できることに目を向ける
・周囲の子たちにも「支え合う目」を持たせる

この3つを意識するだけで、

トラブルは激減し、

子どもは素直さを

取り戻していきます。

さいごに

人の気持ちを考えるのが

苦手な子に出会った時、

あなたはつい

「問題児」と見ていませんか?

観る目を少し変えるだけで、

子どもの行動も、

クラスの空気も、

信じられないほど変わります。

ぜひ、あなたのクラスでも

「悪い子フィルター」を外す

関わり方、試してみてください。

やってみよう!

例)「あの子の気持ちを想像できていませんでした」

例)「子ども同士をつなげる声かけが大事だと気づきました!」

画像をタップして入力してください↓
30秒で終わります!

公式LINEのトーク画面から
アウトプットをしてみてください!

すきま時間でできる内容なので
よかったら聞かせてください!
行動に移す習慣づけにも◎

最後まで読んでいただき
ありがとうございました!

ざっきー

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