はじめに
「トラブルが起きたとき、
どう生徒に声をかけたら
いいのか分からない…」
そんな悩みを抱える先生、
多いのではないでしょうか。
生徒指導は、
単なる“注意”ではありません。
子どもが成長し、
クラスが前進するかどうかを
左右する重要な場面です。
ここでは、
生徒指導が苦手な先生でも
「こう語ればいいんだ!」
と理解できるように、
指導の流れと具体的な語り方
を整理しました。

トラブル対応の基本の流れ
まず、トラブルが起きたときに
必ず踏むべき手順です。
- 管理職に報告
- 事実確認
- 学年・管理職と指導方針を共有
- 生徒指導
- 保護者連絡
どんな場面でも
この流れは絶対に外せません。
特に「④生徒指導」で
何をどう語るかが、
子どもの成長を決める
大きな分岐点になります。

実例:AくんとBくんのトラブル
事例を紹介します。
ある日、Bくんが教室で
Aくんの足の匂いを
バカにしました。
事実確認をすると、
確かにBくんが
発言していたことが分かりました。
Aくんへの関わり
- 言われた時や今どんな気持ちか
- 今後Bくんとどう関わっていきたいか
- Bくんにどうしてほしいか
→ Aくんの思いにしっかり耳を傾け、
受け止めることが大切です。
Bくんへの関わり
- どんな気持ちで発言したのか
- Aくんの気持ちを想像させる
- Aくんがどう思っているのかを伝える
- それを聞いてどう感じるかを確認する
→ 相手の立場に立たせ、
感情を“想像”させること
がポイントです。

担任の語り方の工夫
ここからが
担任の腕の見せどころ
です。
実はBくんは、
普段は責任感が強く、
リーダー役を担うことも多い
生徒でした。
Aくんが困っているときに
助けてくれる場面もありました。
そこで担任として、
Bくんにはこう語ります。
いつもAくんのことをサポートしてくれて私も本当に感謝しているし、Aくんもあなたにすごく感謝していると思う。だからこそ、今まで支えてくれてた人に自分のコンプレックスのことをみんなの前でバカにされたことはショックだったと思う。Aくんときちんと向き合って誠心誠意気持ちを伝えれば元の関係に戻れると思うから、素直な気持ちで謝ったらいいと思うし、担任としては今後もあなたにAくんのことをサポートしてほしいと思ってる。そして、あなたは影響力のある人だから、自分の発言がまわりに大きな影響を与えてしまうことを理解してほしい。そして、その影響力でクラスを良い方向に導くために働かせてほしい。
このように
“良さを認めながら、
伸ばしてほしい部分を伝える”
のが大切です。
やったことをきつく咎める
のではなく、
“その子の良さを引き出す指導”
が信頼される先生の語り方です。
また、ここで
笑顔を作る必要はありません。
先生の本気が伝わる表情で
子どもの心に語りかけてください。

クラス全体への働きかけ
今回の事案は教室で起き、
多くの生徒が知っていました。
ならば、
指導は当人だけで
終わらせるのは勿体ない。
担任の思いを
学級通信でクラス全体に伝える
ことが大切です。
- Aくんがどんな思いでその場にいたか
- 誰も助けてくれなかった時の孤独感
- もし自分の子どもが同じ状況にいたら、親はどう感じるか
- これからどんな仲間になってほしいのか
こうしてクラスに語ることで、
個人の問題を
“クラス全体の課題”として共有
できます。
これが仲間づくりにつながり、
クラスをより良い方向へ導くのです。

まとめ:トラブルは“成長のチャンス”
生徒指導の現場には、
子どもが成長する要素
がたくさん詰まっています。
- 個別には「気持ちを引き出す」「相手の立場を想像させる」
- 全体には「クラスの課題として共有する」
この二段構えで
語ることができれば、
トラブルはピンチではなく
チャンスに変わります。
先生自身の言葉で、
子どもたちの良さを引き出し、
クラス全体を
前進させていきましょう。
やってみよう!
例)「何を語れば良いのか理解できました!」
例)「子どもの心に響く生徒指導ができるようになります!」
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アウトプットをしてみてください!
すきま時間でできる内容なので
よかったら聞かせてください!
行動に移す習慣づけにも◎
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
ざっきー



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