クラスが勝手に走り出す!主体的なクラスになるための5つの黄金ステップ

学級経営

はじめに(共感)

どうしてうちのクラスは

 自分たちで動けないんだろう…

全部自分が声をかけないといけない…

そんなふうに感じたことはありませんか?

私も初任のころは、

子どもたちがなかなか

自主的に動かないことに悩んでいました。

結局、自分が全部やらなきゃダメなのか…

と落ち込み、クラス経営に

自信を失ったことが何度もあります。

でも、ある考え方に出会ってから、

クラスの雰囲気は少しずつ

変わっていきました。

それが

「子どもたちが自分たちで

 走り出す黄金ステップ」です。

今日は、その具体的な

5つのステップをお伝えします。

ステップ1.どんな行動を望むのか、具体的にイメージさせる

あなたが思う「主体的なクラス」とは

どんな姿でしょうか?

それを子どもたちに伝えていますか?

イメージがなければ、

教師は行動を部分的に褒めたり、

できなければ叱るだけになってしまいます。

それでは子どもは自ら走り出すことができません。

たとえば、私が望む自主的なクラスとは、

「困っている子がいたら誰一人見捨てることなく、

誰もが手を差し伸べられるクラス」です。

だから、私が子供たちに伝えていたのは

「だれかが幸せになる行動をすること」

ただそれだけです。

その具体的な行動は

  • ロッカーに鞄を入れられない子がいたら一緒に入れてあげる
  • 列に並べない子がいたら手を引っ張ってあげる

こんな小さな行動を「みんなで溢れさせよう」

と伝えるだけで、子どもたちは動き始めます。

具体的で分かりやすいほど

子どもは行動に移しやすいのです。

ステップ2.教室で見つけた行動に価値づけしまくる

子どもたちに伝えたら、

それをとにかく見つけて価値づけします。

ポイントは「しまくる」ことです。

私は普段の会話で

「うわー、手伝ってくれたの?素敵だね」

と声に出したり、

学級通信に写真を載せて紹介したりしました。

ときには黒板に絵を描いて

「昨日こんな姿を見られて嬉しかった」と書き、

朝教室に入った子どもがそれを見て

幸せな気持ちで一日を始められるようにしました。

↑実際に書いた黒板のメッセージ

絵を描くのが難しい場合は、

メッセージだけでも構いません。

あるいは、絵の得意な子に

「ここにこの絵を描いて」とお願いすれば、

普段あまり話さない子と関わるきっかけにもなります。

こうして価値づけを繰り返すことで

教室に教師の望む行動が自然と増えていきます。

ステップ3.子ども自身に友達の行動を見つけさせる

教師だけが見つけても意味がありません。

大切なのは、

子どもたち自身が友達の行動に気づくことです。

多くの子は、

実は友達の良い行動に気づいています。

でも、スルーしたり

忘れてしまったりすることが多いのです。

そこで私は、行事の時に

誰がどんな行動をしていたか

を子どもに喋らせたり、

生活ノートに

今日友達のこんな行動が素敵だった

と書いてもらうようにしていました。

その中で出てきた行動については

必ず本人にフィードバックしました。

「昨日こんなことしてくれてたんだって?

素敵だね」と一言伝えるだけで、

言われた子は嬉しくなり、

また誰かの良い行動を探そうとします。

こうして「いいことを見つけ合う文化」が

少しずつ根づいていきます。

ステップ4.行事でブーストをかける

行事は、子どもの行動を

さらに伸ばす絶好の機会です。

私は行事前にこう伝えます。

普段の生活でたくさん出てきた行動が、

 行事のときにもっと出れば、

 行事は絶対成功するよ!

これだけで、子どもたちの意識が変わります。

もちろん行事中は自分の気持ちが前に出すぎて、

他の子を置き去りにすることもあります。

そんな時には

自分の気持ちに余裕がないときに

 仲間を支えるのは難しいよね。

 でも、そんな中で仲間のために頑張っている子もいる。

 そのことを忘れてはいけない」と伝えます。

行事が終わったあとの振り返りでは、

自然と仲間への感謝やリスペクトが出てきます。

次は自分が支える側になりたい

と前向きな声も聞かれるようになります。

行事はクラスを一段と成長させてくれる場なのです。

ステップ5.その行動をその子の良さとして染み込ませる

ここまで来ると、教師からも子どもからも

一人ひとりの良さが見えやすくなります。

私は普段の生活の中で

あなたの良さは、こんなときに

こんな行動ができる優しさだよね

と具体的に伝えてきました。

また三者面談では、行事でのエピソードを交えて

この子がいるからクラスが助かっています

と保護者に伝えます。

ある保護者の方は、

子どものエピソードを聞いて

涙を流しながら喜んでくれました

子どもは「自分の良さ」を学校生活の中で

たくさん発見できるようになり、

学校を楽しいと感じるようになります。

そして、保護者からの信頼も厚くなり、

先生自身のやりがいも大きくなっていきます。

まとめ(行動促し)

主体的なクラスをつくるには、

子ども一人ひとりの良さを最大限に伸ばし、

集団の力を活かすことが欠かせません。

そのための「5つの黄金ステップ」はこちらです。

  1. 望む行動を具体的にイメージさせる
  2. 行動に価値づけをしまくる
  3. 子ども自身に気づかせる
  4. 行事でブーストをかける
  5. 行動をその子の良さとして染み込ませる

このステップを意識するだけで、

クラスは間違いなく自分で走り出します。

そして、先生自身も

担任をもっと楽しめるようになり、

「教師という仕事」に誇りを持てるようになります。

明日から、まずは

一つのステップを試してみませんか?

その一歩が、あなたのクラスを

“勝手に走り出す集団”へと変えていきます。

やってみよう!

例)「どんなクラスにしたいのか言語化してみます!」

例)「2学期は学級通信頑張ります!」

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すきま時間でできる内容なので
よかったら聞かせてください!
行動に移す習慣づけにも◎

最後まで読んでいただき
ありがとうございました!

ざっきー

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