まだ間に合う!荒れた学級の立て直し術

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はじめに

「授業中の私語や離席が多い…」
「掃除や給食準備も真面目にしない」
「毎日注意しててもう疲れた…」

私も初任のころは、
全然自分の言うことを聞いてくれず、

怖い先生の真似をして
子供達を叱って
コントロールしようとして

余計にヤンチャな子たちと
関係が悪くなって、

「もう、むり…」

と帰りの車の中で
泣きながら帰った日も
何度もあります。

今思えば
めちゃくちゃ生意気な
初任だなって思うんですが、

学級経営がうまくいってなくて
いっぱいいっぱいになってる時に
学年主任から

「牛乳パックの畳み方をちゃんと
指導しておかないと、
そういう小さなことから
学級崩壊につながったりするんよ」

って言われて、

「そんなことまで細かく
言わなきゃいけないんですか!」

って言い返しました。

「そりゃそうよ!だって、…」

と細かく説明してこようと
したときに、
精神的に限界だったので

「もうわかりました。
僕が全部悪いんです。」


って言い返して
しまいました。笑



こんな初任の指導
嫌ですよね。笑


当時、何が苦しかったかって、
単純に”スキル”や”知識”がないことを

自分の”性格”や”適正”のせいだって
思い込んでしまっていたことです。

「自分はこの子達の担任を
すべきじゃないんだ」

「そもそも先生に向いて
なかったんだ」

そうやって
スキルや知識とは関係のないことで
余計に自分を追い込んでしまって
苦しくなっていました。

でも、
荒れた学級を立て直す”方法”
にちゃんと出会えたことで

クラスの現状を
着実に改善に向かわせる
ことができました。

それが
仲間づくりの視点を取り入れた
”学級会”と”班長会議”
です。

今回は、その具体的な方法を
手順に沿って解説していきます!

1.学級会の目的

担任をしていて”学級会”に対して
苦手意識を持ってる人
多いと思います。

僕もそうでした。

「学級会の中では
綺麗事ばっかり言うくせに
なにも現状変わらないから
やっても意味ないんじゃないの?」


ってめっちゃ思ってました。笑

でも、
そこが誤った認識だったんです。

クラスが荒れた雰囲気で
”学級会”としてクラス会議を行うのは、

”そこで解決するため”
ではなく、

”共通認識を持つため”
なんです。

どういうことか
と言うと、

「授業を受けたくない子の気持ち」と
「授業を真剣に受けたい子の気持ち」

”それぞれの立場にある仲間の思い”
を知ることが大事
なんです。


「私のクラスの仲間は、
どんなことが嫌で
授業を受けたくない
と思っているのか」

「私のクラスの仲間は、
自分の言動で
どんな思いになっているのか」

これを知ることこそが、
学級会の目的なんです。

普通の学級会をしたところで、
子供たちからしたら、

「なんかよくわからんけど
先生が言って欲しそうなことを
とりあえず言っておくか」


って感じになるんです。

一番さいあくですよね。笑


でも、
それぞれの立場の思いを知る
学級会になれば

仲間に対する気づきが
たくさん生まれてくるんです。


「だから、席離れたりしてたんだね」
「この人、自分ではよく分かってないんだな」
「自分が迷惑をかけてしまってたんだ」

そうやって
お互いの本音を出し合うことで
仲間の思いに気づくことができます。

2.対立構造にならないようにする

これを聞いた時に、

「離席する子や私語をする子を
みんなで責めるような構造に
ならないか?」

って思うかもしれません。

たしかに、
こちらから何も言わなければ
正義感の強い子たちに
囲まれた子は
そうなってしまうでしょう。

だから
こちらから話し合いの
”目的”と”ルール”を
提示します。

学級会が始まったら
まずは「クラスの現状」を
出させます。

・クラスの良いところ
・クラスの悪いところ

それぞれ意見を出させて、
黒板に整理します。

そして、
クラスの一番の課題を
子供達に選ばせます。

そこで多くは
・私語や離席する人がいること
・授業に集中できていないこと
などが挙がるでしょう。

ここから班での
話し合いに入りますが、

以下のように
子供達に伝えてから始めます。

クラスの大きな課題は、「授業に集中できていないこと」だね。
普通だったら、今から「解決策」について話し合ってもらうけど、
今日は正直、解決策が出なくていいと思ってる。
今日この時間を取ったのは、「このクラスの仲間の思いを知って欲しいから」です。
このクラスの大きな課題について、「率直にどう思っているのか」を伝え合ってほしい。
・「もっと静かな授業を受けたい」
・「授業だるいから受けたくない」
・「楽しい授業は好きだけど、先生から怒られるのは嫌だ」
そんな本音を出して欲しい。
話し合いのルールです。
1.本音を出した時に、他の班の人たちは原因がはっきりわかるまで
「なんで?」って聞き返すこと。
2.「なんで?」って聞かれたら、同じことを繰り返したりせず、誠実に答えること。
3.一番大事です。その人の本音に対して、「自分勝手すぎるやろ」とか「そんなんおもんないやろ」などと、良いとか悪いとか評価をしないこと。話し合いの目的は、あくまで問題の解決じゃなくて、「仲間の思いを知ること」です。
以上のルールを守って、今から話し合いをしてください。

このように
あらかじめ意図とルールを伝え、

教師はそのルールに従って
子供達がそれぞれの思いを
伝え合っているかどうかを
確認するだけで良いです。

思っていることを
そのまま伝えるのが
難しければ

事前にワークシートに
自分の思いをメモさせても
良いと思います。

でも、あくまで
メインは”対話”です。

上手くできなくても
自分の思いを伝える
練習をさせましょう。

3.どんな授業が一番心地いいか

班で思いを引き出し、
クラス全員で
どんな思いが出てきたかを
共有します。

次に考えさせたいのは、
「どんな授業が一番心地いいか」。

・静かに黙々と計算する授業
・体育で動いてるとき
・ない など

みんな意見はバラバラでしょう。
大事なのは、

「どうすればどの授業でも
なるべく心地よく過ごせるか」


を考えること。

そこで出た意見が
その子にとって
最適な学習環境と言えるでしょう。

そして、この時間にこそ
・授業中に私語をする子
・離席を繰り返す子
改善策のヒントが隠れています。

この学級会は
ここでみんなの意見が集約できれば
OKです。

授業の最後は、
背景を知ることの大切さを
先生が語って終わります。

たとえばこんな感じ🔽

私の同級生に、毎日学校に遅刻してくるくせに授業中いつも寝ている人がいたんだ。
私は毎日遅刻せず授業を真剣に受けていたけど、
先生からそれを褒められることはなかった。
それなのに、その同級生は学校に来るだけで褒められて、
授業中に寝ていても先生から怒られなかったんだ。
おかしいって思わない?
でも、ある時、その同級生が重たそうな買い物袋を二つぶら下げているところを見たんだ。
他の人にそれを伝えると、「あいつ、親の代わりに兄弟の面倒見たりご飯作ったり
してるらしいよ。夜も寝るのいつも遅いらしい。」って言われたんだ。
先生は、末っ子で家事も全部親がしてくれてた。
不真面目だって思ってた人が、自分が知らないところで色んなことを頑張って、
大変な想いをしてることを知った時に、その人の見え方が180度変わったんだ。
今日わざわざこんな時間をとったのは、「苦しんでいる仲間の想いを知って欲しかったから」。
仲間の想いを知れた時に、本当に人に優しくなれると思うんよね。
このクラスのこのメンバーには、そういう人の辛さに寄り添える仲間になって欲しいんよね。
だから、一見良くない行動をしている人を見ても、まず最初に
「どうしたん?」「なんかあったん?」
って言い合えるような仲間になっていこう。先生も頑張るね。

と言って締めくくります。

学級会終了後、
班長会議を開いて
班長を中心に具体的な作戦を
一緒に考えていきます。

4.それぞれの班の課題に落とし込む

班長会議で学級会での
クラスのメンバーの意見を
整理していきます。

その上で、
大きな課題をどのように
解決していけばいいかを
考えていきます。

クラス全員で取り組むとなると
どうしても
人任せになってしまうので

それぞれの班の課題に
落とし込みます。

「この班のメンバー的に
この人がキーマンになるよね。
この人が授業に集中できるように
どんな作戦がいいかな?」

そうやってそれぞれの班の
メンバーの現状と思いを
把握した上で作戦を考えます。

※その際、
班長の構成や座席に課題が
ありそうなら
班構成や座席ごと
決め直すのもありでしょう。


作戦が決まり次第、
班で取り組むことを
班長から班員へ
どのように伝えるかを
確認し、

HR等の時間を活用して
それぞれの班で作戦を共有させます。


あとは、
班長とこまめに
コミュニケーションをとりながら

改善に向かっているかどうかの
確認をしていきます。

まとめ

学級会を開くのも
班長会議を開いて子供達と
作戦を考えるのも

時間がかかるし
正直めんどう
です。

でも、
この子供達との対話にこそ
「価値」があるんです。


私もこのやり方で
学級会や班長会議をしていましたが

私のクラスの子達は
「先生、ちょっと今日の授業
やばかったから班長会議開こ。」

と、自分たちから
言ってくるほどでした。

班長の仕事をしていないのに
班構成や座席を変えて
解決しようとしてくることもあり、
私から突き返されることも
多々ありましたが。笑

でも、
それだけ自分たちの
クラスで起きたことを

”自分事”として
リーダーの子達が
捉えてくれていたことが
なにより嬉しかったんです。


教師の理念に共感して
一緒に頑張りたいって
思ってもらえる子供を
一人でも増やせれば

あなたのクラスも
少しずつですが
着実に改善していけます。


この記事を最後まで
読んでいるあなたは
めちゃくちゃ熱心な先生です。

だからこそ、
「読んで終わり」
ではもったいない。


大事なのは、
この話を聞いて
自分のクラスにどう落とし込むか。

そこをしなければ
読んでいないのと同じです。


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最後まで読んでくださり
ありがとうございました!

ざっきー

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