はじめに
「私あの子たちに怒ってばっかりだな…」
「こんな先生、嫌だろうな…」
「ハズレの先生でごめんね…」
そんなふうに落ち込むことありませんか?
私も1年目は毎日のように子どもを叱り、
その度に自己嫌悪に陥っていました。
「こんな先生自分も嫌いだったのに…」
「でも、ダメなものはダメって言わなきゃ…」
そんなことばかり考えていました。
でも、「このままじゃダメだ!」
「私が好きだった先生になる!」
そう決意して、3年目でようやく気づきました。
「叱る数を減らす」のは、
子どもを甘やかすことではなく、
“見方や考え方を変えること”だと。
叱ることが習慣になってしまっていたので、
気づいていても、すぐには変われませんでした。
でも、考え方が身に付いてきてからは
子どもに対する話し方や生徒指導の姿勢が
みるみる変わっていき、
子どもとの関係も良くなっていきました。
どんなに面白い授業を考えついても
根本的な考え方が間違っていては
子どもは授業や先生を好きになってはくれません。
それほど教師の考え方は大切なんです。
今回は、私自身が救われた
「叱る回数を激減させる10の考え方」
をお伝えします。

1.トラブルは毎日必ず起こるもの
「なんで毎日こんなに問題ばかり…」
「私の指導力がないからだ…」
なんて思う必要はありません。
目の前にいる子たちは
人間の人生を歩み初めて間もない子たちです。
毎日新しいことばかりが目の前で起き、
感じたことのない気持ちを毎日体験します。
なにもかもが新しい子たちが集まった中で
なにも問題が起こらない方が不思議ですよね。
そう考えると、トラブルを目の前にしても
「良い体験ができてよかったね〜」と
余裕の笑みを浮かべられるようになります。
2.トラブルは子どもを成長させるチャンス
問題が起きないクラスは存在しません。
ベテランの先生のクラスで多いのが、
「問題起こしたら先生に怒られる…」と
子どもが思うので、問題が表面上に
起こりにくいんです。
これはかなり厄介なんです。
でも、若手の先生のクラスは
子どもが正直でいられるからこそ
トラブルが目の前で起こりやすいんです。
前者に比べるとよほどこちらの方が
マシですよね。笑
トラブルが起きたからこそ
子どもは「どう解決するか」を学べます。
むしろ
「よし、この子たちが成長するチャンスだぞ」
と、サイヤ人になったつもりでワクワクすると
気持ちが楽になります。笑
3.問題行動には必ず背景がある
表面だけを見て叱ると、子どもは反発します。
・人のものを勝手に取る
・友達に暴言を吐く
こういった問題行動には必ず背景が存在します。
・昨日その子は親と揉めて気持ちが不安定になっている
・自分の気持ちを聞いてくれる人がいない
そんな理由から問題行動として
現れている可能性があります。
それを想像できるようになれば
一言目が「なにかあったん?」に
変わり始めます。
4.子どもからの煽りは“試されている証拠”
「先生、どこまで許すかな?」
そんな挑発は、
信頼関係を結びたい“サイン”でもあります。
感情で叱るのではなく、
「試されているんだ」と
受け止めると余裕が生まれます。
5.なかなか上手くならないから面白い
「何度言ってもできない…」
そんな子ほど、できた瞬間に
大きな感動を与えてくれます。
成長のプロセスを楽しむ目で見ると、
叱る必要が減っていきます。
6.嘘でも前向きな言葉をかける
「できてないこと」よりも
「できている部分」を伝える。
たとえ少し大げさでも、
「いいね!」と前向きに
声をかけることで、
子どもはその期待に応えようとします。
7.常に子どもの気持ちを考える
叱る前に
「今この子はどんな気持ち?」
と一呼吸おく。
その視点だけで、
声かけのトーンが変わります。
8.教師にはどうにもできないこともある
家庭環境や特性など、
先生一人では背負えないこともあります。
「全部自分の責任」と抱え込まず、
できることに集中することが大切です。
9.子どもの成長を物語と捉える
私は子どもとの時間を
“物語”に見立てて過ごしています。
何か大きなトラブルが起きて
クラスにとってピンチがやってきても
「月9だと、ヒロインが事故に遭った場面だな」
「ONE PIECEだとシャボンディー諸島で
一味がバラバラになった場面だな」
そう捉えると、
「じゃあどうやって
ハッピーエンドを迎えようか」
そんな気持ちでいられます。
10.期待はしないが信じること
「必ずできるようになる」そう信じること。
でも「すぐできるはず」と過度に期待しないこと。
このバランスが、
子どもとの関係を温かく保つコツです。
まとめ
私自身、
叱ってばかりの先生から抜け出せたのは、
考え方を少しずつ変えていったからです。
トラブルも煽りも、
成長のチャンスと捉えられるようになったとき、
教室の雰囲気は変わりました。
「叱らない先生」になるのではなく、
「叱る必要が減る先生」になること。
そのためのヒントが、この10の考え方です。
明日から、まずはひとつ。
「子どもの行動の背景を想像してみる」
ことから始めてみませんか?
その一歩が、
あなたと子どもたちの関係を
大きく変えるはずです。
やってみよう!
例)「この考え方試してみます!」
例)「子どもの背景を想像する習慣を身に付けたいと思いました!」
画像をタップして入力してください↓
30秒で終わります!

公式LINEのトーク画面から
アウトプットをしてみてください!
すきま時間でできる内容なので
よかったら聞かせてください!
行動に移す習慣づけにも◎
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
ざっきー
コメント