「何回言っても、指示が通らない」
「静かになるまで待っているのに、
全然静かにならない」
「授業中に勝手に席を立つ」
「何も言わずに教室から出ていく」
「一部の子は、担任に対してかなり反抗的」
「授業が思うように進まない」
毎日こんな状態が続いていたら、
「もう、このクラスは無理なんじゃないか」
と思ってしまう先生もいるかもしれません。
そして、
こういう状態になればなるほど
担任は焦ります。
「もっとちゃんとさせないと」
「もっと厳しく言わないと」
「私がなんとかしないと」
そうやって
注意する回数が増え、
指示する回数が増え、
教師が一生懸命になればなるほど、
なぜか子どもとの距離が離れていく。
そんなことがあります。
今回の記事では、
僕が実際に見た「あるクラス」
をモデルにしながら、
もし僕が今、
このクラスの担任だったら、
3月までにどう立て直すか?
という視点で
書いてみました。
もちろん、
学級の状況は
一つひとつ違います。
この記事に書いてあることを
そのままやれば、
すべての学級が
立て直せるわけではありません。
でも、
「今のままでは何も変わらない」
のは事実です。
「どうしたらいいか分からない…」
と悩んでいるなら、
ここに書かれてあるとおりに
やってみてください。
これで
1ミリも改善しないなんて
「よほど人間性が欠落してる」限り
絶対にありえません。
この記事に辿り着いて、
「自分のクラスをどうにかしたい」
と悩まれているあなたなら
必ず今のクラスを変えられる
と僕は確信しています。
僕を信じて、
自分自身を信じて、
ぜひこれから書かれてあることを
そのまま実践してみてください!

- このクラスは、本当に「もう手遅れ」なのか?
- 1.担任自身の「理念」を書く
- 2.その思いを、もう一度子どもたちに伝える
- 3.毎朝、一人ひとりに「おはよう」と言う
- 4.休み時間に子どもの中へ入る
- 5.「ありがとう」を口癖にする
- 6.「聞く態度」をもう一度育て直す
- 7.遊びながら「仲間になる練習」をする
- 8.授業の中で「支え合う経験」を増やす
- 9.学級会で「自分たちはどうなりたいか」を考える
- 10.「一人でできないなら、仲間とやろう」で班制度を始める
- 1.細かすぎる声かけをやめる
- 2.薄っぺらい「すごいね!」をやめる
- 3.子どもより自分の仕事を優先するのをやめる
- 4.隣のクラスと比べるのをやめる
- 5.「完璧な先生」であろうとするのをやめる
このクラスは、本当に「もう手遅れ」なのか?
僕がモデルとして
考えているクラスには、
こんな姿があります。
・指示がほとんど通らない
・担任と関係ができていない子が多い
・誰かが騒いでいても注意する子がいない
・離席が当たり前になっている
・何も言わず教室から出ていく
・授業がスムーズに進まない
・私語が多い
・一部の子が担任にかなり反抗的
・静かになるまで待っても、なかなか静かにならない
・子ども同士の思いやりや支え合いもあまり見られない
ここだけを見ると、
「もう学級崩壊しているじゃん」
と思うかもしれません。
でも、
僕はまだ取り返せる
と思っています。
なぜなら、
別の姿も見えているからです。
・宿題は多くの子がやってくる
・先生に自分の「思い」を
伝えようとしている子もいる
・周囲を注意するところまではいかなくても、
先生の話を聞こうとしている子もいる
つまり、
担任との関係も、
学級の秩序も、
完全に切れてしまったわけではない。
僕は今の状態を、
「秩序と安全が崩れ始めている、
学級崩壊寸前の状態」
だと考えています。
だからこそ、
今ならまだ間に合う。
ただし、
今までと同じことを続けながら、
「いつか子どもたちが変わってくれる」
と待っているだけでは
そのまま崩壊してしまいます。
担任自身が、
一度立ち止まって、
「これから、このクラスを
どうつくり直すのか?」
を考え直す必要があります。
僕だったら、
残りの期間を大きく2つに分けます。
◯2学期は「雰囲気づくり」
◯3学期は「仕組みづくり」
まず、
担任と子どもの「関係」をつくり直す。
そのうえで、
子ども同士が支え合いながら
秩序を守れる「仕組み」をつくる。
3月には、
「完璧なクラス」
ではなくてもいい。
少なくとも、
秩序と安全が守られ、
担任と子どもの関係が回復し、
今より少しあたたかい雰囲気の中で
次の学年へ送り出す。
僕なら、そこを目指します。
では、具体的に何をするのか。
まずは
「今すぐやるべきこと」からです。

2学期「雰囲気づくり」でやるべきこと
1.担任自身の「理念」を書く
僕だったら、
最初に子どもを
変えようとはしません。
最初に変わるべきは
「担任自身」です。
まず紙を一枚出して、
自分自身に問いかけます。
「自分は、本当はどんなクラスを
つくりたいんだろう?」
「この子たちに、どんな仲間に
なってほしいんだろう?」
ここが一番重要です。
なぜなら、
ここが曖昧なままだと、
教師の指導も曖昧になるからです。
・昨日は注意したのに、今日は注意しない。
・ある子には厳しいのに、ある子には言わない。
その日の自分の感情によって、
指導するポイントが変わる。
これでは子どもたちも、
「先生は結局、何を大事にしてるの?」
となってしまいます。
逆に、
「このクラスでは「仲間」を大切にする」
「失敗した人を責めるのではなく、
助けられる仲間になってほしい」
「一人ひとりが安心して過ごせる
クラスにしたい」
という担任の軸が明確なら、
「だから今、この行動について
先生は話しているんだよ」
と一貫して伝えられるようになります。
ここは、
道徳の授業ではありません。
綺麗な言葉を並べる必要も
ありません。
あなた自身が、
本当にどんなクラスをつくりたいのか。
一度、思っていることを
全部書き出してみてください。
2.その思いを、もう一度子どもたちに伝える
理念が整理できたら、
次は子どもたちに伝えます。
4月の学級開きで
一度話していたとしても
もう一度伝えます。
大切なことは、
一回話したくらいでは浸透しません。
ただし、今の状態で
絶対にやってはいけないのが、
「子どもに求めること」だけ
を話すことです。
「もっと話を聞いてほしい」
「勝手に教室から出ないでほしい」
「授業中は静かにしてほしい」
「友達に優しくしてほしい」
これだけでは、
子どもからすれば、
「先生は自分のことを棚に上げて、
また俺たちに要求してる」
となってしまいます。
今必要なのは、
教師が一段上から
子どもを指導すること
ではありません。
一人の人間として、
子どもと向き合い直すことです。
僕だったら、
学級通信でこんなことを伝えます。
学級通信

ここでの目的は、
子どもに反省させること
ではありません。
「先生も変わろうとしている」
と伝えること。
そして、
「今まで何気なくやっていた
自分たちの行動が、
実は先生やクラスを助けていたんだ」
と気づいてもらうことです。
「変わろうとしている先生なら、
ちょっと助けてやろうかな」
そんな子が一人でも増えたら、
大きな一歩です。
3.毎朝、一人ひとりに「おはよう」と言う
これは明日からできます。
教室に入ってきた子、一人ひとりに、
「〇〇さん、おはよう」
と言います。
名前も呼びます。
特に、
普段よく注意している子ほど
大切です。
ヤンチャな子は、
教師とのコミュニケーションが、
「先生と話す=怒られる」
になっていることが多いです。
これでは関係なんてできません。
だからこそ、
「おはよう」
「昨日のサッカーどうだった?」
「今日眠そうやな(笑)」
そんな、
指導とは関係のないコミュニケーション
を増やします。
子どもに挨拶を求めるなら、
まず教師から。
これは学級経営以前に、
人と人との関係をつくる
「基本」だと思っています。
4.休み時間に子どもの中へ入る
休み時間、
仕事ばかりしていませんか?
あるいは、
教室に残っている
話しかけやすい子とだけ
話していませんか?
学級が苦しい状態だからこそ、
休み時間はものすごく大事です。
外で遊んでいる
ヤンチャな子たちと
一緒に遊べるなら最高です。
難しければ、
一緒に外へ行くだけでもいい。
近くで楽しそうに遊んでいる姿を見て、
「めっちゃ上手いやん」
と声をかけるだけでもいい。
そこには、
授業中には見えなかった
その子の素敵な姿が
たくさん転がっています。
僕自身、
男子とは体育などでも
関わる時間が多かった一方、
おとなしい女子とは
関わる時間が
少なくなりがちでした。
だから休み時間には、
教室でアニメの話をしたり、
好きなものについて
話したりしていました。
「問題が起きたときだけ
関わる先生」にならないこと。
日常の何でもない時間こそ、
関係づくりの時間です。
5.「ありがとう」を口癖にする
子どもとの関係づくりで
最も大切な言葉の一つが、
「ありがとう」
だと思っています。
でも、
これを自然に言えるようになるには、
一つ捨てなければならないもの
があります。
それが、
「できて当たり前」
という感覚です。
「指示を一回で聞けて当たり前」
「宿題をやってきて当たり前」
「掃除して当たり前」
「当番をやって当たり前」
この「当たり前」を握っていると、
教師の目には
「できていないこと」ばかり
が入ってきます。
逆にそれを手放すと、
「今日、この子すぐ座ったな」
「昨日より宿題頑張ってるな」
「今、友達のこと助けてたな」
そんな
小さな変化が
見えるようになります。
そして、
見つけたら伝えます。
「先生が話し始めたとき、
こっち見てくれてたよな。
ありがとう」
「〇〇に教えてくれてたな。
先生助かったわ、ありがとう」
「今日も宿題持ってきたんやな。
頑張ってるな。ありがとう」
先生が、
「できていないことを探す人」から
「自分たちの成長を見つけてくれる人」
へ変わる。
これだけでも、
教室の空気は
少しずつ変わっていきます。
6.「聞く態度」をもう一度育て直す
ここは、かなり重要です。
今の状態で、
「静かになるまで
待ってるんですけど、
全然静かにならないんです」
という先生もいると思います。
ただ、
僕が大事だと思っているのは、
単に「待つこと」ではありません。
「聞けていない状態を曖昧にしたまま、
次へ進まないこと」
です。
・静かになるまで待つ
・まだ話している子がいるのに、
「もういいや」と諦めて進めない。
ただし、
時間で子どもと我慢比べをすること
が目的ではありません。
大切なのは、
なぜ人の話を聞く必要があるのかを、
子どもたちが理解することです。
僕なら、2つの軸から話します。
一つ目は、「全体への不利益」。
「司会の声が聞こえなくなる」
「大切な連絡が伝わらない」
「授業が進まなくなる」
といったことです。
そして、
もう一つが「仲間のため」です。
「一生懸命話しているのに
誰も聞いてくれなかったら、
どんな気持ちになる?」
「自分の頑張りを誰にも
大事にしてもらえなかったら、
悲しくない?」
「先生は、このクラスの誰にも
そんな思いをしてほしくない」
ここまで伝えます。
ただし、
これを言う以上、
教師自身も子どもの話を
聞かなければいけません。
子どもが話している横で
プリントを整理する。
宿題を確認しながら適当に返事する。
パソコンを触りながら話を聞く。
それをやりながら、
「人が話しているときはちゃんと聞きなさい」
では、説得力がありません。
子どもに求めることは、
まず教師自身が徹底する。
聞く態度を育てるなら、
教師自身が
「この先生は自分の話を聞いてくれる」
と思われる人になりましょう。
7.遊びながら「仲間になる練習」をする
僕だったら、2学期は
GWT(グループワーク・トレーニング)
のような活動を積極的に入れます。
(本来は1学期にたくさんします)
これは、
ただ遊ばせるためでは
ありません。
遊びを通して、
・自分の考えを伝える
・相手の話を聞く
・みんなで合意形成する
・互いの良さを見つける
・自分の行動を振り返る
・協力してミッションを達成する
・みんなで成功を喜ぶ
そんな経験を
たくさんさせます。
今まで
「静かにしなさい」
「協力しなさい」
と言葉だけで求めていたことを、
実際に楽しみながら
経験させるんです。
その中で身につけたことを、
授業や行事、日常生活へ
つなげていきます。
8.授業の中で「支え合う経験」を増やす
今のクラスで誰かが騒いでいても、
「静かにしようよ」
という声が子どもから出てこない。
これは単純に、
「思いやりのない子どもたちだから」
ではありません。
僕は、
「仲間と支え合う経験が
十分に積まれていない」から
だと考えます。
だから、
普段の授業から
ペア活動や班活動を増やします。
・分からない子に教える
・困っている子を助ける
・友達の意見を聞く
・一人ではできなかったことを、
みんなでできるようにする。
そして、その姿を
担任が見つけて、
「今、〇〇が困ってたときに
△△が教えてたね!」
「先生が何も言ってないのに
助けてたよね!」
「あなたたちのそんなところが大好き!」
と価値づけます。
それを何度も繰り返します。
すると、教師が毎回、
「静かにしなさい」
「〇〇しなさい」
と言わなくても、
少しずつ子ども同士で
支え合えるようになります。
教師の口から「注意の言葉」が減って、
「ありがとう」
「助かった」
「今の素敵やったな」
と「前向きな言葉」が増える。
それだけでも、教室の雰囲気は大きく変わります。

3学期は「仕組みづくり」へ
ここまでが2学期です。
いきなり自治的なクラスを
つくろうとはしません。
まず、
先生との関係をつくる。
楽しい経験を共有する。
仲間を助ける経験を積ませる。
小さな成長を価値づけ続ける。
その土台ができてきたところで、
3学期から「仕組み」をつくります。
9.学級会で「自分たちはどうなりたいか」を考える
3学期、僕なら学級会を開きます。
テーマは、
「どんな〇年生になって
次の学年へ進みたい?」
あるいは、
「どんな仲間になって
このクラスを終わりたい?」
です。
その前に、
2学期を振り返ります。
「このクラスにいて嬉しかったことは?」
「自分たちが成長したところは?」
「誰かに助けてもらったことは?」
そんな問いから、
自分たちの成長を実感させます。
そのうえで、
「じゃあ、次の学年へ行くまでに、
もっと成長できるところはどこだろう?」
と考えます。
また、学級目標を使って
「今、学級目標を
何%達成できてると思う?」
「100%に近づくためには、
何が足りない?」
と聞いてもいいでしょう。
ここまで担任が
2学期に大切なことを
何度も価値づけていれば、
「もっと助け合いたい」
「人の話をちゃんと
聞けるようになりたい」
「困っている人に声をかけたい」
など、
担任が伝え続けてきた価値が、
今度は子どもの口から出てくる
ようになります。
ここからが、
本当の意味で
子ども主体の学級づくりです。
10.「一人でできないなら、仲間とやろう」で班制度を始める
学級会で課題が決まった。
「じゃあ明日から頑張ろう!」
だけでは、おそらく変わりません。
人間は、
意識だけで簡単に変われない
からです。
そこで僕なら、
1週間ほど実践したあとに
こう言います。
「一人でクリアできないことは、
仲間と一緒にクリアしたらいいんじゃない?」
ここから班制度を始めます。
学級の課題を、
「個人で取り組むもの」から
「班で取り組むもの」
に変えていきます。
困っている人がいたら
声をかける。
準備できていない人がいたら
助ける。
話を聞けていない仲間がいたら
声をかける。
忘れている人がいたら
教える。
「自分だけできればOK」
ではなく、
「班のみんなでできるようになる」
という経験を積ませます。
もちろん、
支援が必要な子を
「お世話される側」に固定したり、
しっかりした子だけに
負担を背負わせたりしない配慮は必要です。
そのうえで、
互いに頼ったり頼られたりする
経験を増やしていきます。
高学年なら、
ここから班長を育てていくのも
おすすめです。
教師一人が
30人全員を見るクラスから、
子ども同士がお互いを見られるクラスへ。
僕が目指す学級経営は、
ここです。

反対に、今すぐ「やめるべきこと」
ここまで「やること」を
10個紹介しました。
でも、学級を立て直すときは、
新しいことを始めるだけ
では不十分です。
今の関係を
悪化させている可能性
のある行動も、
同時に減らす必要があります。
1.細かすぎる声かけをやめる
先生は「お母さん」じゃないので、
基本的に細かいことまで
あーだこーだ子供に求めて
言うのはやめましょう。
これを一日中やっていると、
先生も子どもも疲れます。
そして何より、
教師が言わなければ動けない集団
になっていきます。
僕なら、
①全体に丁寧に伝える
②理解できたか確認する
③分からなければ近くの人に聞かせる
④それでも難しい子に個別支援する
という順番にします。
机間巡視でも、
最初から全員に細かく声をかけません。
多くの子が止まっているなら、
説明の仕方を変えて
全体にもう一度伝える。
一部なら、
近くの子と教え合えるようにする。
個別の支援が必要なら、
そこで初めて教師が入る。
教師が全部支えるのではなく、
子ども同士が支えられる
ように声かけをすることが
大切です。
2.薄っぺらい「すごいね!」をやめる
「えらい!」「すごい!」
「素晴らしい!」
もちろん、
言ってはいけないわけではありません。
でも、
これだけを繰り返していると、
「先生の期待通りに動いたから褒められた」
となってしまいます。
僕なら、すべて
「ありがとう」に変換します。
「あなたが綺麗に
手を挙げてくれたから、
周りの子も真似してたよ。
ありがとう。」
「最後まで学級会の
進行をしてくれたから、
先生も安心できた。
ありがとう。」
つまり、
「あなたの行動が、誰の役に立ったのか」
を伝えるんです。
教師から評価されるためではなく、
「自分の行動が誰かの役に立った」
という実感を積み重ねてほしいからです。
3.子どもより自分の仕事を優先するのをやめる
休み時間にしかできない仕事
もあります。
だから、
絶対に仕事をするな
という話ではありません。
でも、
今、学級が崩れかけているなら、
僕は子どもとの関係づくりを
かなり高い優先順位に置きます。
僕自身、
帰りの会が終わったあと、
教室に残っている子と
話しながら施錠し、
そのまま昇降口まで一緒に歩いて、
帰る姿を見届けてから
職員室へ戻ることがよくありました。
そこで、
「先生、実はさ……」
と相談されることも多くありました。
子どもは、
先生に相談したくても、
「忙しそうだからやめとこう」
と遠慮することがあります。
だから、
教師側から「話せる隙」をつくる。
これも立派な学級経営です。
4.隣のクラスと比べるのをやめる
「隣のクラスは静かなのに」
「〇組はちゃんとできてるよ」
「同じ〇年生なのに、
なんでできないの?」
これはやめましょう。
今必要なのは、
隣のクラスに追いつくこと
ではありません。
昨日の自分たちを超えることです。
昨日は5分かかったけど、
今日は3分で準備できた。
昨日は3回声をかけて気づいたけど
今日は1回で気づいてくれた。
そんな小さな変化を見つけます。
そして、
「俺たち、ちょっと良くなってない?」
と一緒に喜びます。
比較する相手は、
隣のクラスではなく昨日の自分たち。
これを徹底しましょう。
5.「完璧な先生」であろうとするのをやめる
最後です。
これが一番
伝えたいことかもしれません。
全部、自分一人で
どうにかしようとしないでください。
指導に困ったら、
隣の先生や先輩、管理職、
専門職に相談すればいい。
職場に相談できる相手がいなければ
僕を頼ってください。
そして、
学級の問題については、
子どもたちの力を
最優先で借りてください。
僕自身、
子どもたちには
何度も助けてもらいました。
僕も子どもたちの
わがままに応える。
子どもたちも僕の
わがままに応えてくれる。
そんな関係でした。
班長会議でも、
「先生、この子のことで
困ってるんだよね。
みんなどう思う?」
「最近こういうことが増えてるけど、
どうしたらいいかな?」
と相談します。
もちろん、
個人を晒したり
責めたりしてはいけません。
でも、
クラス全体の問題なら、
先生だけの問題にしてしまっては
もったいない。
子どもたちと一緒に
悩めばいいんです。
先生がすべての答えを
持っている必要なんてありません。
クラスが変われば、
正解も変わります。
子どもが変われば、
必要な関わり方も変わります。
だから、
「先生が君たちを変える」
のではなく、
「先生も一緒にこのクラスをつくり直す」
という姿勢で
子どもたちの横に立ちます。

学級崩壊寸前から立て直すとき、一番最初に変えるもの
ここまで、
たくさんの方法を書いてきました。
でも、もし、
「結局、明日から
何をすればいいんですか?」
と聞かれたら、
僕はこう答えます。
最初に変えるのは、
子どもではありません。
担任自身であり、
子どもの「関係」です。
指示をもっと増やすことでもない。
もっと怖い先生になることでもない。
新しいルールを10個つくることでもない。
まず、名前を呼んで
「おはよう」
と声をかける。
子どもの話を最後まで聞く。
休み時間に一緒に過ごす。
小さな成長を見つける。
「ありがとう」と伝える。
そして、
「先生は、本当は
みんなとこんなクラスをつくりたい」
と自分の言葉で伝える。
そこから始めます。
そして、
関係が少しずつ戻ってきたら、
今度は、
教師と子どもの関係から、
子ども同士の関係をつくる。
ペアで助ける。
班で助ける。
困っている仲間に声をかける。
自分たちの課題を自分たちで話し合う。
そうやって、
「先生が一人でなんとかするクラス」
から
「みんなで支え合うクラス」
へ変えていく。
僕は、それが
学級を立て直していく
道筋だと思っています。
3月までに、
完璧なクラスにする必要なんて
ありません。
でも、
「あの頃より、
このクラス好きになったな」
「最初より、みんな
助け合えるようになったな」
「先生も変わったし、
俺たちも変わったな」
子どもたちと一緒に、
そう思うことができたら、
その経験はきっと、
子どもたちだけでなく、
担任自身の教師人生を
変える経験になると思います。
学級崩壊寸前までいったからこそ、
見えるものがあります。
子どもを動かすことが
学級経営ではない。
教師一人で
全部解決することでもない。
目の前の子どもと関係をつくり、
子ども同士をつなぎ、
みんなでクラスをつくっていく。
一人で抱え込まなくていいんです。
先生も、子どもたちを頼っていい。
肩の荷を下ろし、
今の自分自身を受け入れ、
真摯に自分と子どもたちと
向き合っていきましょう。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
僕は、
「教師一人が全員を支えるクラス」
ではなく、
「子ども同士が支え合えるクラス」
をつくることを大切にしています。
その一つの方法として、
僕自身が実践してきたのが、
班長を軸にした学級経営です。
今回の記事で紹介した
3学期の「班制度」を
どのように始めたらいいのか、
実践方法をまとめた資料を
無料で配布しています。
LINEのチャットで
「班長」と送っていただければ
受け取ることができます。
また、
「相談できる人がいない」
と悩んでいる方は、
この後、僕に連絡ください。
この一歩で
必ず子どもたちとの関係が変わり、
クラスが変化していきます。
その一歩を
僕と一緒に踏み出しましょう!
以上、ざっきーでした!


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